SCANDAL（スキャンダル）　 ガールズバンドを見逃すな！！

「鋼の錬金術師　FULLMETAL　ALCHEMIST」のエンディングで
「瞬間センチメンタル」が流れましたが、『哀愁』という言葉がピッタリの曲ですね。


「鋼の錬金術師」の内容やテーマにも、すごく合っていると思います。
エンディングで流れると、さらにアニメの世界観も広がりますよね。


その秘密として、やっぱりマイナースケールのサビにあるような気がします。
HARUNAの哀愁のあるボーカルも、マイナースケールのサビにピッタリで
そこに激しいビートが重なりあうと、もの凄く情感が増すような気がします。


この曲を聴いて、センチメンタルというキーワードが出てくるのもうなずけるし
SCANDALの曲の中でも、哀愁のマイナーチューンとして語り継がれるでしょうね。


さらに「瞬間センチメンタル」のフルも聴けたんですが、これがさらに素晴らしいんです。
というかこの「瞬間センチメンタル」、予想以上にすごい曲になってます。
フルで聴くと、楽曲がかなり複雑な構成になっているんですよね。


ライブで２回聴いているのに、何故か曲の構成が全く思い出せなかったんですが
フルで聴いてみて、その理由がわかりました。


全体の構成を観ると、「鋼の錬金術師」のバージョンには出てこなかった
フレーズがいっぱい出てくるので、かなり驚きました。
しかもサビが何重も重なってくるような、そんな曲になっているんですよね。


でも何回か聴いたけど、未だにどういう構成になっている曲なのか分りらないような・・・（笑）
マイナースケールのサビが来たと思ったら、
次の瞬間、エモ・スクリーモ系のバンドみたいにHARUNAが絶叫して歌ってたり・・・。
とにかくフルで聴くと、すごいとしか言えないような楽曲に仕上がっています。


ライブバージョンもやばかったですが、レコーディングバージョンもやばいですね。
フルの「瞬間センチメンタル」、これはやばいです。


ところで、「鋼の錬金術師　FULLMETAL　ALCHEMIST」の
EDバージョンは、マイナースケールのサビが印象的だと思うんですが
たぶんこのマイナー調のサビは、好き嫌いがはっきりすると思うんですよね。


マイナー調の曲は、自分的には「聴く」というより
「浴びる｣と表現の方がしっくりくるので、それをイメージしながら聴くといいかも。


ところで、マイナースケールって何だって思っている人も多いと思いますが
明るい感じが「メジャースケール」、暗い感じが「マイナースケール」と呼ばれます。
これが分っているのと、知らないでいるのとでは曲の印象も違ってくると思いますよ。


マイナースケールの曲を得意としている、Hawaiian6というバンドが好きなんですが
聴き比べると、すごい分りやすいと思うんですよね。
MAMIも好きなメロコアを代表するバンドで、凄くカッコいいのでぜひ聴いてみて下さい。


まず「PROMISE」という曲は、メジャースケールど真ん中のメロコアです。
そして「light and shadow」という曲は、哀愁漂うマイナーチューンですね。
カッコいいメロコアなんだけど、歌謡曲ぽいメロがどこか懐かしさを覚えます。
「PROMISE」は明るい感じで、「light and shadow」は暗い感じに聴こえるはずです。


Hawaiian6「PROMISE」



Hawaiian6「light and shadow」